武甲山とさおりと死を感じたソロ登山
第二弾ソロ登山は武甲山へ。2020年9月29日のことでした。
天候に恵まれず、曇り、時々小雨が降ることもありました。
本来であれば15kmのコースでしたが、いつぞやの土砂崩れで大回りすることに。計22kmになってしまったにがああああああい思い出があります。
いつも通り平日の朝早い時間にバスを降り登山開始。
本当にびっくりするくらい道中誰にも会わなかったのです。山頂に行くまで誰とも会わなかった!!
会ったのは大量のハチと2匹の鹿だけ(たまげすぎて呼吸止まった)。
コースもコースと言っていいのか分からないくらいヤブの中。手で視界を確保しながら激坂(というか激岩?)を登り、上へ、上へ。電波が入る度にお母さんへ電話。しかし電波が悪くすぐ切れる、その繰り返しだった。お母さんに後々、心配で死ぬかと思ったと言われた。
お母さん本当にごめんなさい。(笑)
なんとか山頂についたときは、登山者がちらほらいて、思わず握手を求めそうになりました(笑)
下山したくなかったけど、というか動きたくなかったけど、バスが山頂まで迎えに来てくれるわけでもないので、重たい腰をあげ下山開始。
しかし、ここで土砂崩れのためコース変更を余儀なくされたのです。かつ想定のプラス7km。この小さい数字も当時の私にとってはとてつもない距離に感じました。
下山は緩やかな坂をひたすら降りていくような形でしたが、ここのコースを確認していなかった私にとってはどんな難路が待ち受けてるのかドキドキしながらの下山になってました。
はるか先道に熊鈴をつけた登山者がいてくれたおかげで、導かれているような気分になったときもありました。ありがとうございました。
駅に無事に着いて、電車で家まで。
途中、乗り換えの新宿駅で全身筋肉痛が回ってきており、階段を上るのに長い時間を要してしまいました。翌日は筋肉痛でベッドから起き上がれず。
絶対ソロ登山はもうしないと誓った武甲山での登山でした。